中村天風

最近ネットで見かけて知ったお方。
小嶋がKATAKOTOに書いてきたことにかなり近い主張をしていた人のようで、面白そうなので買ってみました。


中村天風(なかむらてんぷう)

1876年(明治9年)生まれ。
なかなか波乱に満ちた人生を送った人で、玄洋社の頭山満のもとにいたことから日露戦争の軍事探偵として満州で活躍したり、結核で死にかけたり、真理を求めて欧州を遍歴したり、インドのヨーガの行者のもとで修業したりして、最終的には悟りを開いたであろう人。そしてその経験をもとに、実業界で活躍した後に、「心身統一法」を広めるための団体を創設。、、、
詳しくは例のごとく、Wikipediaって下さい。(笑)


全然小難しい語り手ではなく、
ものすごく簡単にいえば、『病は気から』的な話をもっと絶対的な確信を持って説いている。
KEMURIで言うところのPMA(POSITIVE MENTAL ATTITUDE)に近いものかもしれない。

松岡修造氏もこの人の影響を受けたとWikiには書かれているから
もしかしたらあの暑苦しい熱血的な姿勢はこういう影響のもとに頑張って作り上げたものなのかもしれないな。(笑)


買ったのは、
『中村天風 一日一話 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話』

まだ少ししか読んでいないけれど

・ 積極的な心をいつも持ちなさい、という積極的精神のすすめ。
・ 不平不満を心の中に持ち込むな。
・ 心が肉体を動かしているのだ、という"心"の重要性

この辺りが主張の骨格となっているようだ。


この本は、一日一話形式でコンパクトに主張が書かれていて
読みたい時にちょこっとずつ手軽に読める本。

巷にあふれる自己啓発本的に読む人もいるのかもしれないけれど
「人生に望む態度」 として至極真っ当なことが書いてあるので
気軽に目を通してみるだけでもいいかもしれない。
本人も神や仏には懐疑的っぽいから変な宗教的な臭いはなさそう。
要するに、「楽しく生きるのもつまらなく生きるのも心の持ちようだ」という身も蓋もない話かもしれないけどね。(笑)

学問的な机上の哲学よりも、生きる上での実践哲学を求めている人にはおすすめできるお方ではないのかしらん。



以上、気ままな本紹介のコーナーでしたッ!

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