劇場アニメ『ルックバック』
あれ?
なんか予告編で想像してたのと微妙に違った?(笑)
というわけで、
いささか場違いであろうことも承知の上で観に行ったのは
『ルックバック』という劇場アニメ
もう完全に予備知識なしの状態で、
前に行った時、
映画館のラウンジで繰り返し流れていた
予告編にちょっとグッと来た
という理由だけで観に行ってみた
原作者は私の知らない
藤本タツキという人気漫画家さんで
『チェンソーマン』という漫画を描いているのだが
当然読んだことはなく、何とな~く耳にしたことがあるくらい
20代前後~30代くらいが読者層なのかな?
俺が最後にジャンプを読んでたのなんて
『すごいよ!!マサルさん』がやってた頃だからな(笑)
いや~
でも、予告編がなかなかいい感じだったんだよね(笑)
(ストーリーはなんとなく読めてしまったけど)
流れてる音楽も清浄な感じでとても良くて
映画館で聴くピアノの音って、これまた格別だからね
「これはもしかしたら号泣してしまうかもしれない!」
と、わずかな望みを持ちつつ観てみたものの、、
あれ?
予告編で観てグッと来たポイントとなんか違う(笑)
予告編のツギハギで使われたセリフがいい感じだったのに
本編ではそのセリフの意味合いが、
(こっちが勝手に)思ってたものと微妙に違うものだった
グッと来そうなところのセリフが
違うニュアンスになってた、、というか
予告編からすると
誰からも周りからも、どんなにバカにされようと
「自分には絵しかないんだ!」
という、絵が取り柄の主人公の、
"芸術残酷物語"的な話かと思いきや
ちょっとそういう話じゃなかった、、のね(笑)
すべてを振り切って、自分を信じて描き続ける
(どちらかと言うと天才ではなく凡人寄りの)漫画描き
の物語かと思ったら違った
予告編の方が良かったパターンかぁ~
(あくまでも個人的な意見です笑)
サービスデーも完全無視の
一律1700円という不可解な金額設定を飲み込んでまで観たのに(笑)
そして映画としては珍しいくらい
かなり短めな、58分の作品
でも逆にその潔さが良かったかもしれない
長編読み切りであった原作を忠実に映像化したようだし
この漫画的なテンポの良さが大事だったんだろう
「"誰にも理解されない"クリエイターたち全員号泣か!?」
と思ったら、そういう話じゃなかったね(笑)
別に予告編がミスリードってわけじゃないけど
ただ単にこちらの思い違いなだけで
映画としてはとてもいい出来なんだと思う
今風と言えば今風なアニメだけれど
心に残る人には、きっと残る映画だったんじゃなかろうか
観る年齢とかにも依るんだろうな
こちらは入場者特典でもらった
オリジナルストーリーボード本
(今回の映画が丸ごと漫画で読める)
家に帰ったら
玄関の外の床でカブトムシのメスが
ひっくり返って起き上がれずにジタバタしていたので
助けてあげた
きっと恩返しに来るだろう
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