SONY テレコ TCM-400修理(ゴムベルト交換)












先日カラオケスタジオ練習から帰った後
聴き返そうとしたらテープが回らなくなってしまった

SONYのテレコ(カセットテープレコーダー)、TCM-400くん




ここ最近
久々に使い始めて、これから活躍!というところで(笑)





新品で購入していたとはいえ
購入したのももう10年15年前の話

カセットテープが廃れた後も販売され続けた商品で
SONYの高品質さとともに、かなり普及したテレコのはずで

ネットで調べると色々修理情報が出てくるものの
記事によっては「修理できなかった、、」みたいなのもあったりで(笑)





とりあえず、

カセットテープ再生機器もので
一番多い故障であろう「ゴムベルトの劣化」

(まあ、"故障"というか
 "消耗品の交換"、と言った方がふさわしいかもしれないけど)




これに目星を付けて
ダメもとで修理してみよう!




(ということで、修理してみましたよ!って話
 そして結論から言うと「大成功♪」で「見事復活♪」でした!
 その一連の作業のレポートとなります)







でも、あれだね

カセットテープデッキの操作も
ステレオコンポのCDトレイの開閉なんかもそうだけど

精密な基板を内蔵した、こんなハイテク機器なのに
「"輪ゴム"頼み」ってのがちょっと面白いよね(笑)

輪ゴムかよ!っていう(笑)









まあ、それはともかく

早速やってみましょう!







今回、ネットで色々調べたところ

こちらの御方のYouTube動画が大変参考になったので(助かりました!m(__)m)
このブログよりもさらに詳しく知りたい方はど~ぞ♪
細かな作業の動作がよく分かります

最速チャレンジ!!「SONY TCM-400」の修理&解説!! - BASS-O






ちなみに今回使用したものは1枚目の写真がすべてて


・精密ドライバー
・交換用ゴムベルト
・ピンセット



となっております






「ゴムベルト交換」で使用したゴムはこちらの
amazonで購入したノーブランドもの





「交換ゴムベルトCD/DVD/BDドライブ修理パーツ角ベルト
 折長40mm(内径約25~27mm)幅1mm20本セット」

という名前で出ておりました


その時の価格は450円で
送料が185円


輪ゴムの出品がいっぱいあり過ぎて迷っちゃうけども
内径のサイズと値段とレビューを頼りにしてたどり着いた(笑)


皆さんの修理情報を見ていると
輪ゴムの内径サイズはそこまで神経質にならなくても大丈夫っぽくて
「約25mm~30mm」くらいであれば大丈夫みたい

ただ、ものによっては(?)
ゴムがキツ過ぎたりすると
再生の回転スピードが変わる可能性もありそうだから
なるべくオリジナルの輪ゴムと同じサイズに交換したいもの










、、そんなところで

前置きが長くなりました(笑)



ではでは、やってみましょー!










まずは裏面

4隅に4カ所のビスが留まっているので
それを外しましょう


(使った「精密ドライバー」は、以前百均で買っておいたもの
 確かダイソーだったかな?、、じゃなかったらキャンドゥかセリア笑)










裏ブタを開けます














開ける時に
思いっきり開けるとどこか欠けたりしそうだから慎重に、、


特に「録音」と「停止」ボタン部分は
その形に成型されているので

上の方に持ち上げるようにやると外しやすいです














基板と本体は2箇所のビスで留まっています
(さっきのビスよりもドライバーサイズが1回り大きい)

これを外します

ビスは小さいから失くさないように♪











こちらの

(名前なんて言うんだろう?笑)

本体前面と繋がっている、板状のベルトのコイツを外します


小さいけれど、横長の茶色いパーツを指で手前にスライドさせると
ロックが解除されて、板状のコイツがスッと抜けます











お次はこちら


これは、動画の中でも要注意を促していた部分で

細いケーブルなので、傷つけたり外したりしないように、くれぐれも気を付けて



黒の粘着テープを片側ペロッと剥がして
ちょっと基板を浮かせて
引っ掛けてある、基板の切り込みから1本ずつ出してあげればそれでOK







こんな感じ











今回

同じく基板にテ―プで接着されている
基板上部の、こちらのケーブルはいじらずに
スキ間から「ゴムベルト交換」できたので

ここはノータッチ













乾電池ホルダーの金具を軽く浮かせておきます















これで無事、「ゴムベルト交換」できるくらいの
スペースが確保できました

基板をちょっと浮かせて中を覗くとこんな感じ

ここがメインの、テープを回転させる駆動部分



(動画ではもう1箇所のゴムベルトである
「テープカウンター」のゴムベルトも交換してましたが
 特に見ていないため(笑)、今回はやらず)












ピンセットでゴムを外します


お、けっこうキレイ♪


場合によっては汚れが溜まってたり
劣化したゴムのネチャネチャが付いてたりするらしいので
その辺は臨機応変にご対応ください(笑)

なんか綿棒とか、それ用のアルコールで掃除するみたい











取り外した輪ゴム

おそらく伸びてしまったこの状態で
内径31~32mmといったところ



見た目そんなにビロビロってわけじゃないけど
やっぱり空回りしてたんだろうなあ








購入したものと並べてみると
大きさの違いが分かる







購入した商品は
「内径約25~27mm」とあったけど
どれもこれも似たようなサイズだったので


とりあえず
何となく一番デカそうなこれを使用
やっぱり内径は25mmといったところかな?


太さが大分違う(笑)
(でも問題なしでした♪)












おNEWのベルト装着完了っ!!


太めだから大丈夫だとは思うけれど
輪ゴムがねじれないように注意して、、


右側の大きい歯車(ローラー)に引っ掛けたあとに
ピンセットで引っ張って、左側の金属の小さなローラーに
引っ掛けるのがやりやすいかな?











これにて

交換作業完了なので

今までの手順で元通りにして

ビスを締めて、、











完了っ!



そして、再生OK!

再生スピードも問題なし♪




(ちなみに、今回はいじらずに済みましたが
 再生スピードを調整するネジ(?)もこのテレコには搭載されています)








やったー♪

はじめての「ゴムベルト交換」


結局

ゴムベルト代金635円で治ってしまった(笑)

素晴らしいっ!





お役御免で処分行きにならずに済んでよかったぜー!

しかも、あと19本替えのゴムがあるから
1年に1本替えたとしてもこれから20年持つ!(笑)

(先にカセットテープの供給がなくなりそうだけど笑)








以上で、

SONY TCM-400 ゴムベルト交換

修理作業レポート終了です♪





参考になりましたら幸いでーす




皆さま、

今回はド素人でも出来るレベルの修理だから上手くいきましたが、
ほかの故障部分はどうなるか分かりません!

ご自分で修理される際はくれぐれも自己責任でお願いいたします~ m(__)m




ご高覧いただきありがとうございました~!




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