ジャッキー『少林寺木人拳』 / 『帝都物語』
アリャマタコリャマタ!
昨日の私のマイルーム映画座は
勢い余って2本立て(笑)
(まだまだAmazon Primeにて 笑)
ひとつ目は
やっぱりジャッキー!(笑)

今回は
有名なのにまだ観てなかった、
初期のカンフー映画の名作
『少林寺木人拳』!
(木人拳は"もくじんけん"と読むようです)
少林寺木人拳 (字幕版)
正体不明の賊に父を殺され、復讐を誓った聾唖の小僧が少林寺で修行を初めてから2年が過ぎた。だが、彼は未だに葛藤ばかりで実際のカンフーを教わる機会に恵まれない。そんなある日、青年は洞窟の奥に鎖で繋がれた囚人と出会い、秘かにカンフーを教わることに。
― Amazon Prime紹介文より
ジャッキー主演作としては
3本目くらいにあたるのかな?
『酔拳』(1978)の2年前の1976年の作品
噂には聞いてたけど、ジャッキーめっちゃ一重の時代(笑)
様々な下積みがあっただろうから
当然っちゃ当然なんだろうけど
もうこの頃ですでに
ジャッキーの肉体もカンフーも完成してる!
驚くべき、凄まじい肉体だ
ジャッキーは
口のきけない、少林寺拳法の門下生という役どころで
当然、また父の敵討ちに生きる感じなんだけれど(笑)
(これ、石丸博也さんの吹き替え版ってあるのかしら?笑
めっちゃ仕事量少なそう 笑)
その後のジャッキー映画のシンプルな筋書きに比べると
けっこう捻ってあって、ちょっと変わった筋書きで面白かった♪
師匠が2人出てくるなんてのもちょっと斬新だったし
タイトルにもなってる「木人(もくじん)」という木製の不思議なからくり人形
ちょっと微笑ましい感じではあるんだけれど(笑)
これがいっぱい並んでいる「木人路」を無事通り抜けると少林寺卒業合格
という、なかなか面白い設定で、これが中盤の見せ場になっている
あ!
かめはめ波のポーズ!
もあった(笑)
さては
鳥山おじっさ(鳥山明先生)
この作品も大好きだな?(笑)
名編集者=マシリトこと鳥嶋氏が
当時、鳥山明の自宅にお邪魔したら
カンフー映画を観ながら漫画を描いていたという
でも『ドラゴンボール』の源流に
ジャッキー・チェンのカンフー映画があるとすると、、
(もちろんブルース・リー映画もあるのだろう)
"天下一武道会"にしたって
その後、花開く"サイヤ人の超絶バトル"にしたって
ジャッキー映画がなかったら生まれてなかったかも、、
(実際、この映画でも「天下一」という単語が
字幕に出てたりもしたし)
いや、それどころか
『ドラゴンボール』に影響を受けた
ジャンプのその後のインフレバトル漫画が生まれてなかったかも、、?
って思うと
ロマンだよな
ジャッキーも凄いし
鳥山先生も凄い
ってことですな♪
どちらも世界で愛されている
その他気付いた点(笑)
・出だしのクレジット
ジャッキーの綴りが「JACKY」になってた
・ユン・ピョウも町の輩で登場(笑)
・けっこう日本語とまったく同じ発音の中国語もあるようで
「師匠」はそのまま「ししょう」
「はい」はそのまま「はい」
って言ってたな
・あと、丘の上の野っ原が出てきたらクライマックスです(笑)
初期のジャッキー・カンフー映画とはいえ
カメラワークなんかも素晴らしく
もう完全に完成されているジャンル
という印象を受けました
そして、
やっぱりジャッキーは笑顔がいいね♪
~・~・~
続きまして2本目は、、(笑)

『帝都物語』!
水木しげる御大の一番弟子
アリャマタコリャマタこと荒俣宏先生の
出世作にして代表作の長編小説『帝都物語』を映画化した、
1988年のヒット作
実相寺昭雄監督『帝都物語』
演技の細部
セットの細部
カメラワークの細部
にまで貫かれた美意識!
映像美とセットの素晴らしさには
今からしても目を見張るものがあります♪
CGに頼っていない分
すべてのカメラアングル・カメラワークに
魂が込められてるような気がする
これが実相寺マジックなのか~!
(余談ではあるが、大分むぎ焼酎「二階堂」のTVCMシリーズが好きだったけど
けっこう実相寺的映像表現に影響を受けてたのかも?、、と思った)
帝都物語
帝都・東京は、約1千年前、関東に独立国を築こうとして望み果たせず。謀反人として討伐された平将門が、深い恨みを抱えて眠っている日本最大の霊場である。
― Amazon Prime紹介文より
同じ『物語』でも
小津安二郎監督『東京物語』とは大違いだぜ(笑)
首塚に眠る平将門の怨霊を呼び覚まし
帝都=東京を滅ぼさんとする怪人というか魔人
加藤保憲を演じるのは嶋田久作さん
ストⅡのベガの元ネタだ♪
もはや嶋田久作さんの加藤が主人公だけど(笑)
勝新ほかの濃ゆ~い面々の俳優さんたちに囲まれて
主人公っぽい立ち位置の、石田純一だけやや実力不足だったのは否めません(笑)
演技に重みがないのよな~
最後に加藤と超能力バトルを繰り広げることになる
原田美枝子さんもキリッとしていて美しかった
今で言うと仲間由紀恵さん的顔立ち
(おお!原田さんはARBの石橋凌の奥さんなのか!)
あ、風水師役の(当時の)桂三枝師匠も思いのほか良かった(笑)
映画の重さを和らげる、いいアクセントになっていて良い役どころ
あと最初の方で、ちょい役で
一瞬、笑点の好楽が出てた(笑)
私はそんなことなかったけど
もしかしたら
今どきのジャンプ的な超絶超能力バトルシーンだけを期待して観ると
ちょっと間延びした印象を受け、やや肩透かしを食らう人もいるのかもしれない
この映画は
ファンタジックさや、(荒俣先生の大好きな)"幻想怪奇"風味もあるから
それ込みでこの世界に浸るとより楽しめるはず
クライマックスに登場する加藤の使い魔「護法童子」も
『エイリアン』でお馴染みのH・R・ギーガーのデザインなんだけれど
グロテスクさはなくて、ちょっとファンタジックだった
まあ、何より
昭和初期の大正ロマンな銀座の一角を再現したような、大掛かりなセットもあったり
その映像の美しさを楽しむだけでも損はないかと!
映画館の大スクリーンで観たら
かなり凄かったかも、、
コリャマタ完全な余談ではあるが
この『帝都物語』の続編に『帝都大戦』という映画があって
(翌年1989年の作品)
そっちは今作より特撮のグロさが増しているようで
記憶をたどると、微妙に 私の"トラウマ映画"っぽいんだよな(笑)
というのも
たぶんその映画だと思うんだけれど
小学校3~4年くらいだったんだろうか?
友だちの菊池の家に遊びに行った時に
遊んでるリビングで菊池の親父さんが
(たぶん笑)『帝都大戦』を観ていたんだ
同じ『物語』でも
小津安二郎監督『東京物語』とは大違いだぜ(笑)
首塚に眠る平将門の怨霊を呼び覚まし
帝都=東京を滅ぼさんとする怪人というか魔人
加藤保憲を演じるのは嶋田久作さん
ストⅡのベガの元ネタだ♪
もはや嶋田久作さんの加藤が主人公だけど(笑)
勝新ほかの濃ゆ~い面々の俳優さんたちに囲まれて
主人公っぽい立ち位置の、石田純一だけやや実力不足だったのは否めません(笑)
演技に重みがないのよな~
最後に加藤と超能力バトルを繰り広げることになる
原田美枝子さんもキリッとしていて美しかった
今で言うと仲間由紀恵さん的顔立ち
(おお!原田さんはARBの石橋凌の奥さんなのか!)
あ、風水師役の(当時の)桂三枝師匠も思いのほか良かった(笑)
映画の重さを和らげる、いいアクセントになっていて良い役どころ
あと最初の方で、ちょい役で
一瞬、笑点の好楽が出てた(笑)
私はそんなことなかったけど
もしかしたら
今どきのジャンプ的な超絶超能力バトルシーンだけを期待して観ると
ちょっと間延びした印象を受け、やや肩透かしを食らう人もいるのかもしれない
この映画は
ファンタジックさや、(荒俣先生の大好きな)"幻想怪奇"風味もあるから
それ込みでこの世界に浸るとより楽しめるはず
クライマックスに登場する加藤の使い魔「護法童子」も
『エイリアン』でお馴染みのH・R・ギーガーのデザインなんだけれど
グロテスクさはなくて、ちょっとファンタジックだった
まあ、何より
昭和初期の大正ロマンな銀座の一角を再現したような、大掛かりなセットもあったり
その映像の美しさを楽しむだけでも損はないかと!
映画館の大スクリーンで観たら
かなり凄かったかも、、
コリャマタ完全な余談ではあるが
この『帝都物語』の続編に『帝都大戦』という映画があって
(翌年1989年の作品)
そっちは今作より特撮のグロさが増しているようで
記憶をたどると、微妙に 私の"トラウマ映画"っぽいんだよな(笑)
というのも
たぶんその映画だと思うんだけれど
小学校3~4年くらいだったんだろうか?
友だちの菊池の家に遊びに行った時に
遊んでるリビングで菊池の親父さんが
(たぶん笑)『帝都大戦』を観ていたんだ
おそらくレンタルビデオかなんかのを観てたんだろうな~(笑)
おやっさんは我々のことなど気にせずに
背中を向けてビデオを観てるだけなんだけど
それを横目で見るとはなしに視界に入るんだろうけど
「うわ、、気持ち悪いなあ、、」と思ったのを今でも覚えている(笑)
「なんでこの人、子供が遊んでるところでこんな気持ち悪い映画観てるんだろう?」
って(笑)
まあ、今観たらそうでもないと思うので
そのうち機会があったら続編も観てみようと思います
ただし世間の評価的には今作には敵わないらしいので
ちょっと後回し(笑)
以上、
マイルーム映画座
2本立てレポートでございました♪
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