『すばらしき世界』

こんなの泣いてしまうわー（笑）










いやあ、良い映画だった


西川美和監督 / 役所広司主演
日本では2021年公開の映画
『すばらしき世界』



下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上は、強面の見た目に反して、優しくて真っ直ぐすぎる性格の男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった--。一度社会のレールを外れるも何とか再生したいと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンがすり寄り、ネタにしようと目論むが...。三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく--。― Amazon Prime 紹介文より





今まで
なんとなーく観てこなかった
役所広司さんの数々の主演作品

この作品も公開当時話題になっていたのは知っていたし
今さらながら興味が湧いたので観てみました♪




いやあ～

今さら俺なんかが言うまでもなく（笑）
役所広司さん、素晴らしいねえ

さすがのひと言！
素晴らし過ぎる役者さんでした


博多弁（北九州弁？）がポンポン出てくる様は
ザ・ルースターズの面々を見ているようで（笑）
完全にそっちの人になりきってた




泣ける映画、すなわち良い映画とは限らないけど
これは非常に丁寧な映画で、心のヒダに沁みましたな

知り合いの組長の姐さんに逃げるように
言われた時のセリフも良かったし

ライターの津乃田役の仲野太賀さんもとても良かった
（『アウトレイジ』シリーズでお馴染みの中野英雄の息子さんか！）

あと、エンドロールの曲が非常に良かった






殺人を犯した元ヤクザ

という極端な形ではあるけれども
人の世の、捨てたもんじゃない"あたたかさ"が
ビシビシ伝わってくる映画だった

（でも実話をもとにした小説が原作なのよね
　だから別にあり得ない話じゃないんだ）




結局、

生まれた環境や
生まれ持った身体によって

"普通の人が普通に出来ることも普通に出来ない人たちもいるんだ"
"そういう人たちも含めてこの社会はまわってるんだ"

そんな、そういう人たちへの温かい目線が感じられる映画





映画館で観たら
出る時に目が赤いのがバレちゃうよ（笑）

な、映画だったので
あぶないとこでした（笑）



私はどうやら

「幻だった」系の映画と

「人のあたたかみを感じる」系の映画に

涙腺が弱いらしい（笑）







というわけで、今

役所広司主演の、これまた最近の

『PERFECT DAYS』も観たいぞ♪

と思っております（笑）



あと

吉村昭先生の小説を原作にして、
カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞で話題になった、
今村昌平監督の映画『うなぎ』も

Amazon Primeにはないけど、いつか観てみたいな～