血肉 - ザ・ブーム
【俺の血肉と化したCD自慢】
その6 - THE BOOM
「裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30」!
いきなり何のこっちゃと思うかもしれませんが、
ザ・ブームを初めて聴いたのが、
「裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30」!
このニッポン放送の番組だったのであります。
三宅裕司と小俣雅子のふたりがパーソナリティーをやっていたラジオ番組。
日曜の午前中から3~4時間くらいやってたのかな?
要はAM放送のヒットチャート番組って奴だ。
俺は中学くらいの時それをよく聴いては、気に入った曲をカセットに録音したりして
始まりつつあった俺のミュージックライフを満喫していたのであった。
B'z「愛のままにわがままに~」がヒットしていた頃だから1993年くらいかな。
てことはそうだやっぱり中1の頃だ。
チャゲアスの「YAH YAH YAH」とか凄かったんだからもう。(笑)
サザンの特集とかもたま~にやっていて良かったな。
俺のポップス・歌謡曲趣味はここで培われたと言っても過言ではない。
今から思うと、ただのレコード会社の力関係のチャートだったのかもしれないが。(笑)
まあ、それはおいといて、
ザ・ブーム
そう、ステレオのラジオからあの「島唄」が流れてきたのだ。
今では、世界にも知られた曲で、ザ・ブームといえば、みたいになっている曲だ。
ポップスのチャートにえらい沖縄民謡みたいのが入って来たなあ。
でもなんだかいい曲だなあ。と小嶋少年は思った。
御多分に漏れず、南の島の方のグループがヒットを飛ばしたんだなぁ。と思った。
たしか順位は20位とかそこらだったんじゃなかったかな。
そしてよくよく聴いているとどうやら沖縄の民謡グループではなく
ロック・バンドであるらしかった。
その後、お小遣いで
ザ・ブームの『THE BOOM』というベスト盤を買ったのである。
それが始まりだったなあ。
(そして前にも書いたことがあるが、俺が無人島に持っていく1枚はこれだ)
珠玉の名曲揃いで今まで何度聴いたかわからない。
(余談だが、今のデータじゃなくてCDで聴いていた時は、アルバムを聴き込むと、1曲が終わった時に次の曲のイントロがちゃんと頭の中で先に流れたもんだよね?笑 そこまでなってやっと"聴き込んだ"感を感じたものだ)
その頃、たしか「島唄」が発売から長いこと売れている間に(結構ロングヒットだったんじゃなかったっけ)、次のアルバムがすでに出ていたようで、すぐそれも購入。
ジャケットからして良い『FACELESS MAN』という作品。
16曲入りの大作であり様々な音楽を取り込もうという意欲作。
『FACELESS MAN』 はザ・ブームにおける『LONDON CALLING』だ、と個人的には思っている。
初期のホコ天時代のスカ・ロックから始まったバンドが世界の音楽を巡る旅へ
沖縄・ロックンロール・ゴスペル・ハウス・ラップ・ポップス・童謡からゴスやフォーキー、ファンキー、ダブ・リミックスまで。
メンバー四人以外のミュージシャンたちを迎えてその当時の最先端なアレンジやミックスで
その後開花するザ・ブームの音楽の旅を象徴するような仕上がりだった。
この頃からライブも大所帯になっていったと思われる。
(結局、小嶋少年にはその頃ライブを見に行くという発想がなくて、初めて見たのはたしか15周年の日本武道館だった。)
『極東サンバ』、『TROPICALISM -0°』、と
その後も色んな素晴らしい作品がありまして(笑)
THE BOOM自体は2014年に解散してしまいましたが、
ずっと聴き続けておるわけであります。
私にとっての等身大の音楽。
それがザ・ブーム。
昨年2016年に歌唱活動も休止してしまった宮沢さん、
「2017年1月、公式Twitterにて、歌唱の活動を少しずつ再開していくと発表」
とWilipediaに書かれているが、本当らしいのでうれしいな。
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