エレファント・マン
その名も高き『エレファント・マン』を見た!
デヴィッド・リンチ監督
『エレファント・マン』1980年作品
もっとB級カルトムービーなのかと思ったら
全然そんなことはなくまともな映画であった。
俺の涙腺を刺激するタイプではなかったが。
19世紀のイギリスに実在したジョゼフ・メリック(話の中ではジョン・メリック)という、
奇形を患った青年の話をわりと忠実に描いたストーリーだ。
その奇形というのは、骨の形が変容したり体中に腫瘍ができたりで
その姿はまるで象のよう!まさにエレファント・マンだ!といったもの。
そんな誰もが醜いと思ってしまう外見とは裏腹に
彼の内面はとてもとてもピュアだった。
人は誰もが、自分と異なるものを見世物的に見てしまう
そんなものだ、というところにもっとフォーカスを当てて
強いメッセージの感動映画にも出来たのかもしれないが、
本作はそれはせずに割りと淡々とした作りの印象があった。
でもそれが白黒の画面と相まって静けさともの哀しさを生み出していたのかもしれない。
ストーリーも起伏がちゃんとあって面白かった。
ジョン・メリックの作っていた大聖堂のペーパークラフトが良かった。
さあ次は何を見ようかな?
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