『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』







これは いい映画 ! !





全人類が観るべき映画だし

人類の共有財産として、非常に価値ある作品だ











戦争・戦場・その後の影響を疑似体験する

これこそ映画という形態だから出来得る
重要な役割だろう




2時間の映画で味わえるのは

もしかしたら
実際の地獄の戦場の
1000分の1、10000分の1の
悲惨さ・残酷さなのかもしれない

でも戦争の狂気を知るには
それだけでも十分すぎるほど十分だ


これでその狂気を感じられないなら
そのことをもってして"狂ってる"と言わざるを得ない





(良い意味で)トラウマになるような戦争映画も

"観るべき人が観ない"

という皮肉、というか歯がゆさもある



観るべき人

例えば 高市首相やトランプ大統領、プーチン大統領に習近平主席、、



つまりは

戦争遂行を決定する権限を持っている
権力の上層部こそ観なければならないのだが、、





戦場では、"人間が人間でなくなる"

いや、その"人間でなくなる"部分ですら
人間という生き物にははじめから内包されているのだろうか?

戦場に身を置くことで それが発露・露見する
というだけなのだろうか?







おっと、前置きが長くなってしまった(笑)



ちょうどタイミングが良かったので
公開初日に観ることができた


塚本晋也監督の最新作
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』



小雨が降ったりやんだりの午後
kino cinema 横浜みなとみらい にて鑑賞

(珍しく一般料金で 笑)












映画公式サイトの紹介文より ―



熱狂と衝撃を世界に放ち続ける塚本晋也監督が
『野火』(14)『斬、』(18)『ほかげ』(23)に次ぎ描く
実話を映画化した戦争映画最終章にして最高傑作!


1989年の『鉄男』以来、世界中の映画ファンに衝撃と熱狂を与えてきた塚本晋也監督。国際的評価を得た戦争三部作『野火』(2014)、『斬、』(18)、『ほかげ』(23)に続き、加害者の視点から戦争の恐ろしい現実と拭いきれない痛みを描いた最高傑作が完成した。「世界がキナ臭くなっている今だからこそ、必ず作らなければならない映画」と塚本監督が、ニューヨーク、ベトナム、タイ、沖縄で撮影を敢行し、真っ向から取り組んだ必見作だ。
考えることを奪われ、戦場で何のためらいもなく殺戮を繰り広げた元海兵隊のベトナム帰還兵アレン・ネルソン。音や妄想に怯える彼の治療にあたるのは、頼りない老精神科医。人の気配、腐敗臭、爆竹の音が、今夜も彼にフラッシュバックを起こさせる。
精神科医ニール・ダニエルズ役にアカデミー賞®俳優ジェフリー・ラッシュ、アレン・ネルソン役にブロードウェイ俳優ロドニー・ヒックス、青年期のアレンに新鋭若手俳優のマーク・マーフィー、アレンの妻に多くのTVドラマや映画に出演、歌手としても知られるタチアナ・アリ。アレンの活動をサポートする黒井役にリリー・フランキーと豪華なキャストで贈る。


<STORY>
貧困や差別から抜け出すために18歳で入隊したアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン。ベトナムという苛烈な戦地で学んだことはただひとつ、いかに多くの人を殺せるか。その対価として得たのは、ごくわずかな賃金とPTSD(戦争後遺症)だけだった。23歳で家を追い出され、ホームレスとなったアレンをこの世につなぎ止めたのは、退役軍人病院でカウンセリングを行っていたダニエルズ医師の存在だった。







日本人、それも塚本晋也監督が
今の時代にベトナム戦争を描く

ということで日本映画界でも話題になっているであろう作品


(とは言え、これを書いている自分も、塚本作品は
 『ヒルコ/妖怪ハンター』で出会い、
 『沈黙 ‐サイレンス‐』の演技で衝撃を受けた新参者なので
 まだ『野火』も未視聴のため、いずれ観なくちゃ)



コロナ禍などもあり、制作過程で紆余曲折ありながら
木下グループが出資して作られた作品のようで

今回観た kino cinema 横浜みなとみらい のように
"キノシネマ"(木下グループの展開する映画館)系列での公開がメインっぽいけど


今の時代こそ、この映画が口コミで広がって
みんなに観られて きちんと評価されていって欲しいな

人って忘れていくものだから
忘れるとまた同じことを繰り返すものだから










111席のシアター2での、今日の14:45~の上映回も
平日昼間だし満席とはいかないまでもかなりのお客さんが入っており

老若男女、ほとんどの人が一人で観に来るような
映画好きのみなさんっぽかったけど(笑)

それでも真剣に見入っている熱が感じられたし
後半では、涙で鼻をすする音も聴こえたりした




詳しい内容は、観るなり調べていただくなりしていただくとして、、

ベトナム戦争までその言葉すらなかった
「PTSD」というものがよく分かるし

個人的には、その治療法も、
腰痛の行動認知療法に近いものがあって興味深かったな


というか、不勉強ながら、こういうネルソンさんという人がいて
しかも日本で1200回も講演をしていたことすら知らなかったなあ
(しかも亡くなった後は日本に埋葬されている)








(おお!こんなコンパクトなパンフはじめてだ!
 収納にとっても優しいサイズ 笑 / A5サイズかな? / 1100円也)






デートで観るような映画ではないかもしれないけれど(笑)

観ることを強くお勧めしたい映画でございました



これはもう、今の世にこの作品を送り出してくれた
塚本晋也監督に感謝しかないですな!




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