真夏の夜の怪談
【真夏の夜の怪談】
横浜の開発が進んだ市街地の、
人気もまばらなとある地区には
夜な夜な奇怪なものが出没するという..。
形は一見かわいらしい動物のようにも見えるが、
その姿は目を覆いたくなるような身の毛もよだつおぞましさ..。
その両目はぎょろりと見開かれ
脳天と土手っ腹にはえぐられたように大きな穴がポッカリと空き
そこを巨大な鉄のパイプが突き抜けている!!
まるでキリストのように鉄の柱にくくりつけられて..
流れ出した血も乾いてしまったのか
もはや錆のような跡を残し、
硬直したまま立っている..。
...
...
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きゃーー!
...
しかも何体も!
きゃーー!きゃーー!
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