『ファンタスティック・プラネット』

















観たい映画があったので
久々に映画館へ

夏の『妖怪ハンター ヒルコ』以来の
伊勢佐木町のジャック&ベティにて
これまた久々のレイトショーだ



















鑑賞したのは
ルネ・ラルー監督の『ファンタスティック・プラネット』

1973年、フランスとチェコスロヴァキアの合作映画だ



知る人ぞ知る!

ということは

知らない人は知らない!

という(笑)
アニメーション作品として史上初のカンヌ国際映画祭審査員特別賞を授賞した作品

4年くらいかけて作成したアニメーションらしいから、
年代的にフラワームーブメントあたりのLSDとかの
サイケデリックカルチャーと無関係ではないだろうな
"瞑想"が出てきたりね

そのドラッギーでブッ飛んだイマジネーション溢れる作風から、
今なお世界のクリエーターたちを刺激し続けているであろう快作(怪作?笑)




私が知ったのは
随分前にGOLDENにいた時にライブをした(十年以上前かな?)、
六本木だか麻布だかその辺の、ドレスコードありそうなクラブで
そこでライブをした時に、転換時などにステージバックのスクリーンでこの映画が流れていたから
(音無しだったかもな)

その時は「なんか気色悪いけどなかなかブッ飛んだ映像だな」と思って、
家に帰って字幕にあった監督らしき名前を調べたりして、それ以来少し気にはなっていた
それがこのルネ・ラルー監督の『ファンタスティック・プラネット』との邂逅




ストーリーはものすごく簡単に言うと(笑)

地球ではない、どこかの惑星での
赤い目をした青い巨人ドラーグ族とそれに抵抗する人類(オム族)との物語

地球で言うところの"虫けら"みたいな存在が
ここでの"人類"というポジション


72分 と長編ではないから
ラストさらにもうひと盛り上がり欲しいなぁ
とちょい思ったけど
この世界観には十分ひたることができたら満足であります

今風に言うと"キモかわいい"生き物やシュールな植物がわんさか出て来たり、と
映像のサイケデリックさとは裏腹に
ストーリーはわりと重厚な正統派とも言えて
一大叙事詩のようにもっと壮大なストーリーに広げられそうなほど

というかイマジネーションはここまで自由にやっちゃっていいんだなあ!
という刺激をもらえる作品だと思う



















「不安タスティーック!」

とMJ(みうらじゅん)なら叫ぶであろう快作にして怪作!
それが『ファンタスティック・プラネット』

(実際、宣伝コメントも寄せているMJ笑)




毎月1日は映画の日ということで今日は1100円
ということもあってか
レイトショーだったけど2〜30人はいたかな?

あとどっかの席のヤツ寝てんじゃねーよ(笑)
初めの方でスースー寝息立てやがって
お前が瞑想してどうすんだよ(笑)


















伊勢佐木モールも
すっかりクリスマスムードだった
コロナも落ち着いてきて多少は活気も戻りつつあるのかな?
12月にしては暖かい1日でした

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