レストランすいれん

昨日 映画館に行く時に
たまには日ノ出町の方から歩いていくか
というわけで京急に乗って行ったのです


道すがら

「あ、そう言えば"あの店"はまだやってるかな?」と思い

見覚えのある路地に入ってみると

「あ、良かった。まだあった」と安心してよく見ると
ショーケースがからっぽだ

「ああ、、、とうとう閉店しちゃったんだ、、
 いつかまた食べに来ようと思っていたのに」


















"すいれん"という名のこの昔ながらの洋食屋さんは
小嶋ファミリーにとって想い出のレストランで
伊勢佐木町に来た時によく食べに来ていた
(伊勢佐木町の通りが多国籍になる前、まだお洒落な雰囲気があった頃だ)

親族経営みたいな感じでおじいちゃんがいておばあちゃんがいて、、
みたいな具合でなんとも のほほんと昭和を感じさせるお店だった
ハンバーグとグラタンがうまかったな
母はいつも"すいれんピラフ"だった
1950年創業だったそうだ

あの頃は家族で車で来ても
まだ普通に近くに路上駐車してたなあ

まだ閉店してからそんなに経ってなさそうだから
もしかしたらこのコロナ禍で区切りをつけたのかもしれない
周りに色んな店もできて昔みたいに繁盛って感じでもなかっただろうから





















小嶋家の語り草になるような想い出のお店は他にもいくつかあって
同じ伊勢佐木町の裏通りにあった喫茶店"アローザ"(今はもうない)や
麦田町にあって今も健在の中華料理の"奇珍(楼)"
はたまた母の故郷 喜界島の喫茶店"シリアス"(今もあるのだろうか?)
など色々ある




街にチェーン店が溢れかえる前は
こういうお店しかなかった

時代の流れと言ってしまえばそれまでだけれど
チェーン店にはない味わいがどのお店にもあったな

過ぎた時代は帰らない

あとは 誰かの想い出に
誰かの心の中に残るだけ


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