クサカゲロウ
カゲロウのような儚い命
だって?
勝手に決めつけねえでくれるかい?
オレっちだって
太く短けえ命を燃やしながら生きているんでえっ
確かに、、
最後の成虫の期間は
1日も持たないくらい短けえよ、、
だがな、、、
それだって
その時間を子孫を残すことのみに費やすことで高まる
生存戦略の妙ってやつなんでえ
やれ「儚い」「儚い」言うなら
その分、幼虫時代を見て欲しいもんだ
幼虫の期間だって
決して短けえわけじゃねえぜっ
2~3年は生きてるんでえいっ
ほんでもって
あんたら人類が人類になるずっと前から
オレっちたちはもう翅(はね)でもって飛んでたってんだから
生存競争を生き抜きまくってきたオレっちたちに
「儚い」だなんて
ちょっとあんまりじゃねえのかい!?
、、、と、
書いてはみましたが
それは、よく言う「カゲロウ」の話
この写真の「クサカゲロウ」くんは
またちょっと生態が違っていて
「ぼくは幼虫の頃はすごい大食いの大食漢で
幼虫時代の10日の間に約600匹ものアブラムシを平らげるんだよ♪
ギャル曽根かもえあずくらい食べるんだよ
だからぼくは益虫って呼ばれるんだ
そんでもって成虫になってからも3ヶ月くらいは生きるよ♪」
壁にとまっていたクサカゲロウくんが
カゲロウ語で私に話してくれました
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