円空・木喰
円空・木喰展 -微笑みに込められた祈り
@横浜 そごう美術館
@横浜 そごう美術館
新作のミックスもひと段落したところでちょいと美術展へ今回は木彫りの仏像たちだ
17~18世紀を生きた造像家(とでも言うのだろうか)の2人
円空と木喰の彫像品の展覧会
17~18世紀を生きた造像家(とでも言うのだろうか)の2人
円空と木喰の彫像品の展覧会
合わせて約250点の展示は非常に見ごたえがあるものだった
円空さん(1632~1695)は美濃国(岐阜県)生まれで32歳の時に
造像を始め日本各地を廻り現在も5400体余りの像が確認されているとか
木喰(もくじき)さん(1718~1810)は甲斐国(山梨県)生まれで22歳で出家し
56歳の時に諸国行脚の出て61歳(!)になって神仏像を彫り始めた
沖縄以外はすべて廻り90歳で2000体造像を発願し720体が現存している
なぜこれを見に行ったかといいますと
以前水木しげる先生が漫画で「木喰」を取り上げていて知っていたからであります
円空さんの方は木の風合いを生かした素朴なタッチながらもその一刀一刀に迷いのない
力強い彫像であった
木喰さんの方は「微笑仏」という微笑している仏様が有名で実物をさまざまな角度から
眺めることでより深く堪能することができた
どちらも素晴らしい仏様たちでありました
もうちょい仏様の名前とかキャラクターとかの仏教の知識があればもっと楽しめたかもしれぬ
薬師如来とか地蔵菩薩とか子安観音菩薩とかとか不動明王
モチーフにされる仏様はわりと決まっているし
(ちょっと例えは失礼だけど、ビックリマンとかポケモンとかあの手の
集めたくなるキャラクターたちの源流はこの豊富な仏様・神様の世界にあるのかもしれん)
もちろん平日午前中のせいもあってか
見に来ている人たちは俺以外は全員中高年より上だったです!
そして1000円でこれは安い!
22日まで!
早咲きの桜はもう咲いていて
少し霞がかったような春めいた暖かさの1日だった