七人の侍



あ、これは凄げえな。
白と黒が生き生きしている。

昔の映画って名作と呼ばれる映画でも結構
今の映画に比べるとどうしても間延びして冗長に感じることもあるが
編集やカットの移りなども軽快で全然今の感覚で楽しめる。
映像も素晴らしい。
(今さら俺に褒められてもしょうがないが 笑)
 
三船敏郎氏はもちろん素晴らしいことこの上なく
他のお侍さんも素晴らしいが
特に久蔵役の宮口精二氏が最高だ。
しかもお侍さんたちの走り方、あれナンバ走りじゃないかい?
フィルム早送り気味のせいかな。
いや、でも昔の着物の走り方でちゃんと走っていてかっちょいい。
 
あと竹やりなんてと馬鹿にしがちだが
爆撃機には使えないが白兵戦ではこれはなかなか恐ろしい武器なんだな。
 
あと断末魔の「うぐぇ」って声もリアルでよかった。
人間死ぬ時「ぎゃー!」なんてたぶん言わないもの。
 
あと一番したたかで恐ろしいのは
百姓という集団ということだな。
 
 
やっと見ることができた。
黒澤明監督 『七人の侍』
1954年の作品でした。
 
 
次は何を見ようかな。

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