やし酒飲み

アフリカ文学!!

ネットで目にして気になったのでヤフオクで購入してしまった。
なんか表紙もグッと来たし。
小説買うのなんて久しぶりだな。

エイモス・チュツオーラ著
『やし酒飲み』(晶文社刊)

まったく馴染みの無いアフリカの文学。
そもそも"やし酒"がわからん。(笑)


~・~・~

「わたしは,十になった子供の頃から,やし酒飲みだった」――.やし酒を飲むことしか能のない男が,死んだ自分専属のやし酒造りの名人を呼び戻すため「死者の町」へと旅に出る.その途上で出会う,頭ガイ骨だけの紳士,指から生まれた赤ん坊,不帰(かえらじ)の天の町…….神話的想像力が豊かに息づく,アフリカ文学の最高峰.1952年刊.

(岩波書店の解説よりコピペ)

~・~・~


チュツオーラさんはナイジェリアの人で、この作品を1946年に数日で書き上げたのち
1952年にヨーロッパで出版されて西欧文学界で注目された人みたい。1997年没。

いきなりし死神出てくるし、主人公それを掴まえちゃうし
って『河童の三平』かよ!(笑)
それどころかなんか主人公、万能の神っぽいし。(笑)

まだ最初の方しか読んでないけど、
非常に(私の好きな)怪奇色濃厚なファンタジーというか
神話的な、"発想のブッ飛び感" が味わえそうだ。
諸星大二郎好きの私にはスンナリ入る。(笑)


原作は英語で書かれているが、
どうやらその文体が、正規の英語では味わえない
アフリカ的な英語のチャンポンだったようだから、
そこがヨーロッパの人たちには余計グッと来たに違いない。
大いにイマジネーションを刺激したんだろう。


主人公は無事 死者の町でやし酒造りの名人に会えるのだろうか?
では続きを読むとしよう。

(ちなみに全然読みやすいですヨ)

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