『アキレスと亀』

「アンタ、芸術やめないでしょ?」

「うん」


芸術に魅せられた人間たちには
他人事じゃない映画(笑)

公開当時に映画館で見て以来
(たぶん)2度目の鑑賞

北野武監督 14作目
『アキレスと亀』(2008年公開)


言うなれば "芸術残酷物語"ではあるが

絵に人生を見出してしまった不器用な男の

芸術の本質に気付く物語でもあり
愛に気付く物語でもあり


他のすべての北野映画にも言えることだけれど
北野武はピュアな男なんだ
そのピュアさが時に暴力的なまでに振り切れる
ってことだな

作中に出てくるたくさんの絵は
みんな北野監督の自筆の絵なんだけど
いつものたけしらしい絵の中に
時々ハッと目を見張る絵があったりして
ほんとこの人どんだけ才能あるんだよっつう


この作品において
"アキレス" と "亀" は何なんだろう?
と思っていたら特典のインタビュー映像の中で腑に落ちる話をしていた
なるほど、そういうことか
てことは、作中の"アキレス"と"亀"は多少後付けなのかな?

にしても、伊武雅刀はいい"悪い"顔するな~(笑)



特典映像の中の一瞬に
めっちゃジョン・ライドンに見えた横顔があった(笑)



相方が映画観るのにU-NEXTを勧めてくれたけど
北野映画は全然網羅されてないんだな.、、、残念
他の見たい映画たちもあんまし載ってないし、、、

ヤフオクで『菊次郎の夏』でも買うかなあ~

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