『首』
そして、
戦国時代、とんでもねえ世界だな(笑)
(まあ、でも現代だって世界を見渡せば
これぐらい凄惨な状況の地域もあるわけで、、)
絶対イヤだけど
人間の適応力って恐ろしいものがあるから
しばらくいたらあんな状況にも慣れちゃうんだろうなあ
色々と感覚も麻痺しちゃうんだと思うな
でも、実際ホントこんな感じだったんだろうな
と思わせるほど画(え)にも説得力のある映画でした
観ながら途中で
もう日本の歴史、このまま全部
北野監督に映像化してもらいたい!
と思っちゃったくらい(笑)
この映画の構想を生前に聞かされていたという黒澤明監督
今生きていて、この映画を観たらさぞかし喜んだろうなあ
(内容は観てのお楽しみ♪ということで割愛させてもらって)
北野映画オールスター(ほぼ)出演といった塩梅
これであと大杉漣さんがいてくれたら、、
あと白竜も
ああ、石橋凌や柳憂怜も、、(笑)
大竹まことも随分老けたなあ~
ラストの辺まで気付かなかった(笑)
T・ジョイ横浜にて鑑賞
公開初日で
中ぐらいの部屋(シアター7)で
お客さん5~60人といったところかな?
100人はいなかったと思う
1日10回上映で
レイトショー手前の18:30~の回
(その下の
来週までの1週間だけの公開中の
ブルース・リー『燃えよドラゴン』4K版も
観た方がいいんだろうなー!笑)
でも、これって
『アウトレイジ』シリーズも
『ソナチネ』や『Brother』とかの過去のヤクザものもそうだったけど
昭和のヤクザまがいの興業の世界である芸能界を生き抜いてきたのもそうだし
それにまとわりつくようにすぐ側にあったであろう暴力団という存在
そうした ある種の "リアルヤクザ"な世界
それを間近で見てきたからこそ
肌身で感じ体験してきた北野監督だからこそ描ける映画だと思う
だってそこいらの
「名画をいっぱい観て、映画をお勉強しました!」みたいな
普通の凡百の監督が太刀打ちできるわけないよ
かなうわけない
持っている才能やポテンシャルも違えば
人間としての経験値が違い過ぎるもの
何よりも、つくづく人間の本質を理解している御方だと思う
北野武という人は
パンフレットもイカす!
上映予告で流れてた
12/1~公開のリドリー・スコット監督の『ナポレオン』も観る価値ありそうだな
誰もが知る英雄ナポレオンを真っ正面から描いた超大作っぽい
昼間は何とも12月間近とは思えない日和の
そんな一日であった
綺麗ごとの、生ぬるい時代劇に辟易しているあなた!
そんなあなたには是非、北野武監督最新作『首』の鑑賞をおすすめいたします!(笑)
いやあ、まだまだ様々な映画の構想を抱えていそうな北野監督
次回作と言わず、その次も、その次の作品も
期待させていただきます!
Comments