The Jimi Hendrix Experience:コンプリート・エクスペリエンス





















こないだ手に入れた2nd『axis: bold as love』に続き

1st『Are You Experienced』
3rd『Electric Ladyland』

を購入して、


The Jimi Hendrix Experience

オリジナルアルバム全3枚、コンプリート!




文字通り

ロックミュージックの世界を変えた男であり
変えたバンドであろう




この、The Jimi Hendrix Experience


聴いていて思うに、

今に至るロックやパンクを聴いてしまった耳からすると
ちょっと取っつきづらいな、と思ってしまうのは
(そういう人は少なくないんじゃないかな?)

分っかりやすい8ビートがほとんどないからかもしれないな


これってもちろん時代のせいもあるんだろうけど
ミッチ・ミッチェルの、おそらくジャズなんかも経由してそうな
ジャジーなフレーヴァーがするドラミングがデカい気がする

また、そのこと(ありきたりな8ビートがないこと)が
ジミに自由な演奏空間をもたらせ、曲の肌ざわりや、
聴いた時の奥行きや複雑さをももたらしていたんだと思うと
「The Jimi Hendrix Experienceというバンド=ミッチ・ミッチェル」
と言っても、もしかしたら言い過ぎではないのかもしれない

8ビートでやるとカッチリし過ぎちゃうから
自由な遊びがなくなっちゃったりもするからね
(それが8ビートの心地良さであったりカッコよさであったりするのだけれど)


特にジミのギターの上手さっていうのは
今で言う「シュレッダー(速弾き)」とか「ピロピロ弾く」上手さ とか
そういう次元の上手さではないわけで、、

それは「音楽のヴァイブレーション」そのものであったり
ちょっとしたフレーズにも垣間見える、
アドリブ的な「フリーなインプロヴィゼーション」であったり

要は、音楽そのもの、ギターそのもの
「合一化・一体化」することが出来る、その上手さなのだ



あと、単純に

開放弦とか混ぜたコードの音とかもカッコイイ(笑)



あ、あと、

ミッチ・ミッチェルのドラムも
分かりやすいような超絶ドラムじゃないってのも
もしかしたらバンドとして良かったのかもしれない
(もちろん技術的には素晴らしいのだけれど)

これでテクニック見せびらかし系のドラマーだったら
ジミの演奏とぶつかり合っちゃうし、音としてひどく下品なバンドになっちゃいそう





















ロック史に残り続けるであろう男、ジミ・ヘンドリックス


あの頃、同じ時代を生きた

ポール・マッカートニーやザ・ローリング・ストーンズ
ザ・フーのピートとロジャー、エリック・クラプトン

なんかは、まだ現役でやり続けている



変わり続けるロック・シーンの中で

今、彼が生きていたら、どんな音楽を奏でていたのだろうか?


それを確かめることが出来ないのだけが、とても惜しいことだな





(ちなみに私のNewギター「LEADⅤ」
 そんなつもりは全然なかったんだけど、結果的にジミヘンのギターの色に似てしまった 笑)

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