LEADⅤ 完成 / ナット交換完了!




ご報告が遅れましたが(笑)




11月の初め頃に

新しく作ったナットを載せ替えまして

無事、本当にLEADⅤ完成! となりました








ジャン!








う~ん、素晴らしい(笑)






復刻(的な)「Fender Playerシリーズ LEADⅢ オリンピック・ホワイト」




愛用していた ヴィンテージ・オリジナルの「木目LEADⅡ」の
ピックアップを載せ替え、併せてピックガードも白で新調し



さらに


今回のナットの交換


と、




いいとこ取り、な1本!




となりました♪













ネックプレートのビニールも外し
光り輝いております(笑)





こちら、

取り外し前の
元のオリジナル・ナット





ごくごく一般的な、
標準仕様の、弾きやすいナット



ごくごく一般的な高さのナットって

"3フレを押さえて
 1フレのフレット上を指でペシペシすると
 わずかに隙間があるくらい"

ってのが、ナットの調整としては問題ない状態

なんだけれど




この、元のナット

弾きやすいし
精度も良い感じだったけど

自分的にはもっとバッキーンと弾きたいので
ちょっとベシャッとし過ぎかな~

という印象だった




ものにもよるけど、古いギターって
結構 "ネックごと鳴る"(もちろんそれがボディにも伝わる)というか
"丸太"感を感じさせるぐらい生音が鳴ってくれたりもするんだけど
(今までのLEADⅡがそうだった)

ちょっとそれには遠く及ばなそうなので
今回のナット交換となった次第






もう

ギターを含めた"弦"楽器の"鳴り"って
超シンプルに考えると



要は


「"ナット"と弦の接点」



「"ブリッジ"のコマと弦の接点」


この2点ですべてが決まると思うんです




両手の指で輪ゴムをビーーーーーン
思いっきり伸ばしてそれを手で弾(はじ)けば
音が鳴るように

それが弦楽器の超基本的な原理なわけです

(あとは、その音の振動をどう伝えて、どう共鳴させるか)






その指で輪ゴムを持つ"2点"の具合
(ギターで言えば"ナット"と"ブリッジ"の2点の出来具合)
ですべてが決まる、と言っても過言ではないんじゃかな?


そこの仕上げがイマイチだったら
いくら、良いネックや"鳴る"ボディであっても
そこへきちんと音が伝わっていかないわけで






エレキギターだったら


ブリッジは金属で出来ているので
あまりその形状をいじれないからいいとして、

ナットは交換可能な消耗品であるし、加工も出来るし
弦との密着具合・ネックとの密着具合によって
かなり鳴りも変わってくるので超大事だと思う


そのナットの出来具合によって
ネックへの弦振動の伝わり、延いては
ボディへの振動の伝わり・ボディの鳴り
に繋がってくるわけで






今回使ったナットは

amazonで買ったこちらでした





graphtech グラフテック
TUSQ PQ-2200-00ストラト用ナット
フラット・ボトム溝スロット未加工


買った時は749円でございました







(ナット加工用の専用鉄ヤスリセットは
 元ギター・クラフトマンだった兄から借りたもの)










こんな感じで元のナットに新しいナットを合わせて
溝の間隔などをトレースして目星を付けて
あとは専用の鉄のヤスリで慎重に削っていくだけ
(巻き弦の溝だったら、時には巻き弦自体でゴシゴシしたりしつつ)


当ったり前だけど、
削り過ぎたら戻せないので慎重に!(笑)









購入したナットは未加工の状態なので
形状も、元のヤツに合わせて、一から整える必要あり


紙やすりを使って形状の整えていく

元のナットは、ネックとの接地部分にアール(カーブ)が付いているため
家にあった「缶詰」に紙やすりを巻き付けて
元のナットと比べつつアールを出していった(笑)

最終的には、ネックにナットを取り付けて
各部を押した時にナットがカタカタ言わなければ
ネックとの接地部分はOK♪












急に完成した、、!!




、、わけじゃなく(笑)


途中の写真まで撮らなかっただけで



完成まで


削っては載せて、
削っては載せて、、
削っては載せて、、、
削っては載せて、、、、
削っては載せて、、、、、



をひたすら繰り返して、、(笑)











今回の仕上がったナットはこんな感じ













素人仕事にしてはうまくいった!(笑)





ギター調整の"常識"から言うとかなり弦高高め

普通の工場や工房のギターのクラフトマンからしたら
もしかしたら "ナシ"な高さだと思う



それは
あまり"ベシャッ"とした弾き心地が好きじゃなかったり
弾く指の力が強いせいか、バキーン!ジャキジャキッ!と弾きたくなって
テンションが緩めだとちと物足りない(笑)
といった理由から


ベシャッとしてやわらかい弦のテンションの方が
弾きやすかったり、チョーキングしやすかったりってのは分かるけど
弾く時についつい力が入っちゃうもんで、、私(笑)


完全に個人的な嗜好なんだろうけどね















ちなみに

今まで愛用していたLEADⅡでは
「0.10~0.46」の、ちょい太めの弦のセットをずっと使っていたけど

今回のナットの交換のタイミングを機に
とりあえずオーソドックスな、「0.09~0.42」のレギュラーサイズに戻してみる


厳密に言うと
ナットの溝も弦の太さに合わせるに越したことはないからね♪







あとは、、


やるとしたら


「LEADⅤ」のステッカーでも作って貼るだけかな?(笑)












という感じで



最後にもう一度

朝陽にバえるLEADⅤを(笑)













そうそう、
カンジンの弾き心地は、、


"ベシャッと感"もなくなり
"バキーン"とした、張りのある音が出て
低音を含めた生音の鳴りも良くなった印象



思惑通り・狙い通りに行ってよかったよかった(笑)





今年はこのLEADⅤに活躍してもらおう♪





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