『羆嵐(くまあらし)』『五輪書』 / 湖畔の桜 ANOTHER
本を2冊購入
ひとつ目は
『羆嵐(くまあらし)』
吉村昭(著) / 新潮文庫 / 1982年出版
(amazon解説文より抜粋)
北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現!日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音…。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。
バ、バイオレーンスッ!!(笑)
大正時代、自然の怖さをまだ知らない開拓民の村で
実際に起きた羆(ヒグマ)襲来事件のドキュメント本
以前に買った"遭難"シリーズの次はヒグマというわけで(笑)
amazonレビューでも評価の高かったロングセラー本を手に取った次第
芸術家のクマさんは怒ったらちょっと怖そうだけど
ヒグマは怖いどころの騒ぎじゃなさそうだ
何の種類かわからんが、くまのプー氏も野生の本能を顕現されれば
さぞや恐ろしかろうて、、
そして もう1冊手に取ったのは、、
宮本武蔵『五輪書』(ごりんのしょ)
2021/3/20のKATAKOTOにも書いたように
最近見た前田日明のYouTube動画の影響です(笑)
『五輪書』
宮本武蔵(著) / 佐藤正英(翻訳)
ちくま学芸文庫 / 2009年1月出版
「宮本武蔵著」って言葉、なんか新鮮で面白いな(笑)
読むのはこれからだけど
(今さらだけど、普通ブログで紹介って読んだあと書くもんだよね?笑
俺の場合はいつも買ったことの報告だよな、といつも思う、我ながら)
中身はというと
武蔵が死闘を繰り広げる生涯の中で体得した"二天一流"の奥義を書いた兵法書だそうで、武蔵の死後に弟子が創作したという説もある、とWikiには書いてある
動画の前田氏曰く、
奥義書と言っても初心者から達人まで読めるように書かれていて、こんな初心者向けのレベルの話も書くの?というところもあるが、それらも含めて精読していくと、玄人にとっても物凄い役に立つこと(極意など)が書かれている素晴らしい本
とのこと
私は剣術家でも武闘家でもないが(笑)
音楽におけるセッションは、そうした武芸の極意に何か共通するものを常々感じるので、何かの参考になるかもしれない、というわけで手に取った次第
セッションなんかは頭で考えてから指を動かすのではもちろん遅いので、
無意識に体を瞬時に音に反応させて、ギターを弾かねばならない
これってかなり武芸の極意に近いものに思えて
(だから即興の達人とも言えるジミヘンなんかは、武芸者的に言えば
極意を極めた達人ということになるのだろう)
ブルース・リーの「Don't Think, Feel」じゃないけれど
"思考回路を通さずに 瞬時に肉体を最良の形で反応させる技"
それこそが、セッションにおいても武芸においても目指すべき究極の高みなのかもしれない
武蔵が二刀流だったのに影響を受けて
ギター2本ぶら下げちゃったりして(笑)
余談ではあるが、オリンピックを表す"五輪"って言葉
この武蔵の"五輪書"がヒントになってたとは思わなんだ
---
湖畔の別の桜
やはり傷を負ったところには栄養をいっぱい送るのだろうか
切り株(枝?)に真っ先に咲いた桜の花
2~3日前撮影
Comments