バグ・ホテル "HOTEL INSECT"
わたくし、この度
ホテルのオーナーになりました!
と言っても
人間用ではございませんで、、、
デザイン・設計から施工まで
小嶋組で一手に引き受け
この度完成したのが、、
こちら!
" HOTEL INSECT "
(ホテル・インセクト)
でございます!
そうです!
"虫" 用のホテルです!(笑)
少し前にネットで知ったのではありますが
"バグ・ホテル"
"インセクト・ホテル"
なんて呼ばれているもので
そのものズバリ "虫のホテル" ってわけです
ヨーロッパ辺りじゃちょっと根付き始めてるような文化らしいんですが
要するに
都市化などで虫たちが暮らしにくくなっているところに
虫の暮らしやすい寝床を用意してあげよう
(もちろん冬越しなどにも最適)
という発想のもと生まれた工作物
自然素材や廃材で作れるから
これもD.I.Y.と呼べるのかな?
自然環境にもいいということで
いかにもヨーロッパの人たちが好きそうな文化です(笑)
ネットで調べると出てくるけれど
本場のものは、庭や公園に作ったりして
もっとデカいものもある
「へえ~、こんなのがあるんだ~、面白いな」
と感心していたところに
(まだ作ろうとは思ってなかった)
最近、部屋の隅に丸めて置いてあったすだれの端切れに
何度かハエトリグモが隠れていた(巣にしていた?)ところを目撃し
「あれ?これ、すだれでバグ・ホテル、イケんじゃね?」
となって、作成に至った次第
それでは、ホテルの各部屋をご案内しましょう♪
まずは
看板
これ大事(笑)
虫たちもこの看板を目印に来てくれるわけだからね♪
ホテル・カリフォルニアばりに
「HOTEL INSECT」と名付けさせていただきました
(英語なら虫たちもだいたい読めるでしょ?笑)
(英語なら虫たちもだいたい読めるでしょ?笑)
屋根裏部屋には
拾ってきてカットした木切れや
逆さに吊るした小さな素焼き鉢に枯れ草を詰め込んであります
その下の段は
"松ぼっくりの間" でございま~す♪
拾った松ぼっくりと
百円ショップのセリアで買った小さなコンクリートブロック
その奥には同じくセリアで買った"ハイゴケ"を詰めてあります
そして、松ぼっくりが転がり落ちないように
これまた同じくセリアで購入した金網で固定
一番下の段は
"小枝の間" でございます♪
制作の発端となった、すだれを
奥行きの長さにカットして収納
そしてその隣に拾ってきた小枝を
同じようにカットして詰め込む
本当は切り口の断面に穴でも開けとくと
なんらかの虫が入りやすそうだけど、今回はそこまでやらず
ちなみに
中に入れる素材によって
入ってくれる虫が変わってくるらしい
あんまり筒状のを入れると
筒に巣を作るタイプの蜂が来そうなので
今回は木切れや、すだれで様子を見ることにする
さらにさらに~
念には念を入れて
雨に濡れるのを少しでも減らすため
屋根はアルミ葺きとなっております
(アウトドアのバーベキュー用の大きめのアルミトレーを流用)
カッコイ~イ♪
山小屋みたい
むしろ、私が住みたい
むしろ、私が住みたい
もう一本作ってあった看板 (と、森の住人)
ピックと比べるとこんなサイズ感
【 製作途中の写真 】
本体メイン部分は
底のない木製ボックス2つを重ねて
屋根にヒノキの板を2枚使って
背面には長めの板を1枚カットして使用
どれもセリアで買ってきたもの
やっぱり昆虫たちも湿った場所は好きじゃないだろうから
(ジメジメしてるとそれを好む陰気な虫たちが来ちゃいそう笑)
なるべく風通しが良くなるよう
壁との間に隙間ができるように
背面には丸型のフックを付けておいた
あと、今回は屋根にちょうどジャストなサイズだったから採用したけど
本来ならヒノキは使うべきじゃないのかもしれない
ヒノキは人間にはいい香りだけれど
防虫の効果のある成分が入っているヒノキの場合もあるから、、
今回はとりあえず試しということで
バグ・ホテル
「HOTEL INSECT」
設計・施工 / 小嶋組
総工費 / 1200円くらい
(あとは家にあった手持ちのネジやフックなどを利用)
それでは、、、
本日、オープンです!
ベランダの片隅だから
どれだけのお客様(虫)に見つけてもらえるかわからないけれど
先日のカメムシみたいに
たまに虫も訪れているようだし
あ、ゴキ様はお断りさせていただいておりますので
ご遠慮下さいますようよろしくお願いいたします(笑)
ちなみに
「今やるべきことは何だ?」
の自問の答えがこれではございませんので
ご安心を(笑)
いやあ~、いい仕事した(笑)
この冬に向けて、果たして
虫のお客様は入ってくださるのでしょうか?
まあ、入ってくれなくても
オブジェとしてあってもいいか(笑)
この先、当ホテルで何か面白いことがあったら
ご報告いたしまーす
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