血肉 - 新居昭乃さん

【俺の血肉と化したCD自慢】
 

その7 - 新居昭乃さん
 
たぶんアニメマニア以外にはあまり知られていないんじゃなかろうかというお方。
マクロスやその他の小嶋が見ないタイプのアニメのOPやEDの曲を歌っていて
その手のファンにはフランスなどの海外まで知られたお方。
1986年にデビューされているので結構大御所です。
 

んでそういうアニメを見ない私がどう知ったかというと、、、
 
私は子供向けの歌も子供と同じ心で聴ける特異体質でありますので、
割りとYouTubeなんかでも食指が伸びるわけです。
 
子供の頃にTVで聴いた歌なんかをYouTubeで探していて、
その時は何だったっけな、確か「ナルケマ レバンガ カピカッピ」というのを思い出して探しておったところでした。
私事で恐縮ですが(って俺の書くのは全部私事じゃねえか笑)
私がちょうど小学校低学年の頃、おばあちゃんの部屋でコタツで寝転がりながら見ていた番組に「パオパオチャンネル」と言う夕方の情報番組があったわけです。日替わりで司会者が変わり、ウッチャンナンチャンとか出てたかな。
 
その番組の中に「ピッカピカ音楽館」という音楽コーナーがありまして、
(まあ、NHKで言う「みんなのうた」的なコーナーですな。いわゆるミュージック・クリップ)
その中でメロディとともに記憶に残っていた1曲が上記の「ナルケマ レバンガ カピカッピ」でございました。何のこっちゃ?な曲名ですが、正式名は「ドラえもんのおまじない〜ナルケマ レバンガ カピカッピ」でして、これは藤子・F・不二雄先生が作詞したドラえもんの歌で、"ピッカピカの一年生"に向けた応援歌だったわけです。当時はコロコロを愛読しており「ドラえもん」も全巻集めてましたから、不思議なメロディとともに記憶の片隅に残っていたのでありましょう。
 
「おお、これだ!うわ~懐かしいなぁ。」
 
YouTubeでそのコーナーの楽曲の詰め合わせの中から探し当てた私は、
当然のように他の曲も聴いてみたわけです。
 
「へ~こんな曲もあったんだな。知らなかったな。」
 
ひどく幼稚な私はそのどれも楽しめたわけですが、
中でも気になったのが、「きみが生れた朝」という曲でした。
ワルツ調の曲に乗る伸びやかな声。
 
「なんていう歌い手の人だろう?」
 
と思っていると、ビデオの字幕に名前が書いてあります。
 

それが
「新居昭乃」さん
した。

2012年初夏の話。
 
 

どういう人かもわからず
YouTubeで検索してみると色んな曲が出てきました。
次に聴いたのは『降るプラチナ』というアルバムの「スプートニク」という曲。
上質のポップスとちょっとSF風味を帯びた世界観。
素晴らしい。これは信頼できる音楽人かもしれない!
そう思いました。

本当に気に入った、信用してもいい、と思った人のCDは可能な限り集めないと気が済まないタチの私でありますから、その後、Amazonやヤフオクを駆使して割りと短期間で集めまくったのは言うまでもありません。
(比べるのは恐れ多いが)やかましさを除けば、言葉のチョイスやボキャブラリーなどGOUPILに近いものを勝手に感じたのだった。

"幻想系の始祖"だなんて呼ばれていると知るのはだいぶあとの話。
 
初めてコンサートを見に行ったのは去年の11月でございました。
とても良かったな~。
 
新居昭乃さんは、これからもドシドシ新作を作っていって欲しいと私が思う
数少ない音楽人であります。
 
 

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