ノートルダムのせむし男

これ何気に凄い作品じゃないか?

『ノートルダムのせむし男』

ヴィクトル・ユーゴー(『レ・ミゼラブル』作者としても有名な人)の作品を
原作にしたアメリカ映画
後にディズニー映画でも『ノートルダムの鐘』なんてあったから
筋書きは有名かもね


フリークス的外観のカジモドという男が
ジプシーの娘に恋をして云々、、、といったお話
これがなかなかどうして人間関係の交錯もうまくていいお話



今回も自前DVD
もうそうとう昔に買った
著作権切れ500円シリーズ的な廉価版DVD

これを買ったのは
SEX PISTOLSを振り返るドキュメンタリー映画で
ジョン・ライドンが、"ジョニー・ロットンはカジモド(この映画の主人公)だ"
的な発言をしていて興味を持ったからだった



1939年
実に80年前の作品なんだけど(これ以外にもいくつか作られているみたい)
凄い数のエキストラといいセットや風景の見事さといい完全に中世

カジモド役にチャールズ・ロートンさん
エスメラルダ役に美人なモーリン・オハラさん
脇役の皆さんもみな個性的でよい

とくに醜い男を見事に(今見てもけっこう凄い)特殊メイクで
体現したチャールズ・ロートンの好演っぷり
そしてコントラストの効いた白黒のおかげで
その中世の不気味さと民衆の狂騒とキリスト教の狂信的な感じが漂っていい感じ




それにしても昔の映画はよく出来てるな
映画のマナーに乗っ取って作られているというか
古臭さはもちろんあるんだけど
緩急の付け方がうまいというか
盛り上がり終わるや次の場面にきれいに繋いでいる
筋書きもいいんだろうし無駄がない


うん 久々に見たけど面白かったな

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