國領經郎 レリーフ『希望 ― 希望を求める若ものたち』@横浜PORTA





夏の間に


久しぶりに國領經郎さんの図録を見返したりなんかして
(2023/9/25のブログ 國領經郎『生誕100年 國領經郎展』図録 参照)


「國領さん、やっぱいいよなあ~♪
 回顧展でもやってくれないかな~?
 みなとみらいの横浜美術館には常設展示されてるのかな~?」


なんて思いながら
ネットで画像検索したりしてたら、、







おっとビックリ!








マジか、、

今まで目にしてたアレって
國領さんの作品だったのか!!





という新たな発見をしてしまった、、!










それは横浜駅東口(そごうの方)の地下街である、
PORTA(ポルタ)の出口(というか入口?)上部にある、
アーチ状のレリーフ




これ!









國領經郎(こくりょうつねろう)原画・制作
「希望 ― 希望を求める若ものたち」














うわ~お

素晴らしい






今まで散々何度も何度も視界には入ってたのに

まさか國領さんの作品であったとは、、!
















こんな大勢の人が行き交う地下街の
パブリックアートを手掛けていらっしゃったとは、、

今まで気付きませんで、失礼いたしました  m(__)m



(ただ、図録を読み直したら、最後の方にちゃんと
 このレリーフのことも載ってた 笑)










砂浜の風景画で知られる洋画家である國領さん

横浜生まれだったのも、このレリーフを手掛けることになった一因であろう








幅14.5m、縦は中心部分で2m
素材はアルミキャストで出来ている

昭和60年9月に完成したもののようで
私が4歳の頃だ








"港町"横浜の特色でもある海や海鳥、
そして太陽に集うように描かれた若者たち


タイトルにもある通り、
太陽は希望や未来の象徴だろうか?











若者たちには明るい未来を目指して欲しい
そんな前向きなメッセージも受け取れる


(ある種、流行の消費地でもある横浜駅ショッピングエリアで)
流行に惑わされることのない、タイムレスでエヴァーグリーンな作品





(今までちゃんと見てなかったくせに、、苦笑)











ちなみに、据え付けられた場所の正式な名前は
「横浜新都市ビル 地下広場連絡通路上部壁面」っぽいですな








そごうの大きな「人形時計」がある
あの広場のPORTA側の入口壁面


(そうそう!近くには「木星の柱」があるあの場所です 笑
 2020/3/15のブログ Jupiter in Yokohama 参照)









パブリックアートってのも面白いよね

街に溶け込むのを良しとする作品が多そうだけれど
溶け込み過ぎると、かえって人は作品として気付かなくなりがち、という



そういや、これもまた後日ブログに書くと思うけれど
かの岡本太郎は"作品を売らなかった"ってのを最近知って
ちょっとオドロイタ

考えてみれば確かに
あの人もパブリックアートの人だもんね
「太陽の塔」はもちろん、渋谷駅の「明日の神話」なんかもそう

誰でも無償で見て触れられる場所にあってこその芸術・作品だ
っていう思いも強かったようだし






おっと、話がズレましたな



そんなわけで

横浜PORTAの通路で
これからも買い物客や通行人たちを見守り続けるであろう
國領さんのレリーフ

ちょっと足を止めてちゃんと見てみると
その素晴らしさが改めてお分かりいただけるかと思います



是非、横浜駅に行く機会があったら
行って、見上げてみてください♪











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