ビートたけし『ほしをつぐもの』





久々に観たなー♪


3回目くらいかな?



そして

やっぱり最後の最後のシーンで泣いてしまうなー!(笑)



これがまた、田中邦衛がいい演技するんだ

ラストはちょっと涙なしには観られません(笑)










19902月公開 松竹映画
『ほしをつぐもの』

監督 小水一男
脚本 小水一男
企画 北野武
出演者 ビートたけし / 田中邦衛 / 吉村実子
音楽 細野晴臣
製作会社 北野アソシエーション


(字幕ではデカデカと北野アツシエーションとなってたけど
 誤字じゃああるまいし、、確かたけしの長男はアツシくんだったような?笑) 




あらすじは

松竹のデータベースにオチまで全部載っているので見て欲しいけど
(見て欲しいけど、映画を観たい人には見て欲しくない 笑)


ものっすごい簡単に言うと


高度経済成長期、間もなく定年を迎えようとしているサラリーマン
田中邦衛演じるそのサラリーマンが、ふとしたきっかけで
少年時代、太平洋戦争末期の疎開先での、数日間の体験を思い出す
その体験の中で出会ったのが、山の男=マタギのおじさん(ビートたけし)
記憶の底に眠っていた、その時の暖かい思い出が今、胸によみがえる


と、いった感じ





北野武(ビートたけし)関連の映画では
知名度がかなり低いと思われるこの作品


誰もが諸手を挙げて「名作だ!」と
称賛する映画ではないのだろうけれど

とっても好きな映画
というか、自分にとってちょっと大切な映画と言ってもいいかな

自分的には「隠れた名作」



知名度には雲泥の差があるのだけれど
これまた私のフェイバリット映画でもある『ニュー・シネマ・パラダイス』と
ストーリーの構造や雰囲気的に近いものがあるっちゃあるかも



水木しげる先生もそうだったけれど
戦争・戦場体験者は、晩年は特に
当時の記憶ばかりが夢に出てくるようになるらしい

それほど激烈な体験で
脳や心にはっきりと刻まれているっていうことなんだけれど

この映画も決して絵空事じゃないんじゃないかな










田中邦衛の演技が素晴らし過ぎるのは当然のこととして


たけしが一番たけしらしい "タケちゃん"な感じ
素の部分が丸出しで これがたまらん(笑)

ヤクザ映画では直接的には見せない
たけしの優しい部分がそのまま出ていてとってもいい♪


ちょっとロードムービーっぽい感じは
のちの『菊次郎の夏』にも繋がっていく感じが
読み取ろうと思えば読み取れるかも


子供たちの表情も演技もとてもいいんだな、これまた

自然をダイナミックに使ったロケーションもかなり気合が入っていて
VHS画質でしか観られないのはもったいなさ過ぎる、、!


4Kとは言わないまでも
デジタルリマスターの高画質でなんとか復活させて欲しいところ

いやあ~、元のフィルムとかもうないのかなあ、、?

お願いします!松竹さん! m(__)m



前回観たのはだいぶ前だけれども
疎開先でのシーンでも印象に残ってた画も多い

場所的にはどこなのかな?
どっか山梨とか長野とかの山の中なのかな?

ロケーションもとても良くて
山好きの人も映像だけでも楽しめる♪






北野監督作品ではない

ということもあって、

北野武のフィルモグラフィーからは
抜け落ちてしまうんだけれど

北野(ビートたけし)映画と言ってもいいくらい

(これと同等の理由でフィルモグラフィーには載ってこない映画で
 たけし&萩原聖人&玉置浩二の『教祖誕生』(1993)という、最高の作品もあります 笑
 これも北野映画ファン(というかたけし好き)は必見)



監督ではないけれども
「北野武企画」ということもあって

本人もかなり肩の力を抜いてリラックスして
楽しんで演技してたんじゃないかな

俳優・監督として確立する前の
芸人の頃の"タケちゃん"の感じが味わえる貴重な映画

もちろん、「映画人=北野武」を世界が発見する前だし
おそらく世間的にも"芸人"のイメージしかまだなかった頃だ



しかも、この映画が
北野監督処女作『その男、凶暴につき』(1989年)の翌年、
1990年に公開されていることを考えると
世のキタニストたちはびっくりするんじゃないかな?

(ちなみに『戦場のメリークリスマス』は1983年)


もしかしたら同時期に撮影してた、なんて可能性もなくはないし

この振り幅たるや!


これが例の "振り子理論" ってヤツですか!? 殿!





「子供に見せるな!」
がキャッチコピーだったらしい『その男、凶暴につき』と対になったような
「子供に見せろ!」というフレーズ(笑)


もしかしたら、ビートたけしもこの頃に長男も生まれて、、
「子供たちのために、、」なんて
そういう気分もあった時だったのかな?










現存するのはVHSのみ!

DVD化もされていない作品だ


手に入れたのは
下手すると20年くらい前なんじゃないかな

(ここだけの話 笑) 確か当時ヤフオクで
VHSと一緒に、焼いてくれたDVD-Rがセットになってたのをゲットしたはず

買った時からすでにパッケージも色褪せていた



もちろんVHSデッキはもうないので(笑)
DVD-Rの方で観返してみて気付いたけれど
中盤で1箇所だけ再生がストップしちゃうシーンがあるんだよね、、

だからバックアップのためにコピーを焼くことも出来ないので
この現物たちを大切に長持ちさせるのみ、、!











~ 余談1 ~


この『ほしをつぐもの』を昨晩観て

今晩はYouTubeにあったアニメ映画
『銀河鉄道の夜』(ますむらひろし版)を観たのだけれど

なんとこちらの『銀河鉄道の夜』も
音楽が細野晴臣だった

この頃は結構映画音楽も手掛けてたんだなあ


ほんでもってこれもめちゃくちゃ良い映画だった
こっちはDVDやブルーレイ化されているから
手に入れて高画質で観てみたいと思った♪






~余談2~


読んだことはないんだけど
『星を継ぐもの』っていう有名なSF小説があるけれど(1977)

"ほしをつぐもの"ってタイトルも
やっぱりそこから来てるんだろうなあ







、、、


と、長々と語ってしまいましたが(笑)



北野武(ビートたけし)

のエッセンス・魅力がいっぱい詰まっているこの映画



北野映画好きは是非一度は観ておくべき作品でございます♪

(あともちろん『教祖誕生』も 笑)




Comments