網走オホーツク旅 17 ~完結!網走監獄~






   あばしり~

      あばしり~











網走駅のプラットホーム

午前12時










ついに今回で、長かった(レポートが笑)網走オホーツク旅もおしまいです


最終日後半は、

この度のメーン・エベントの一つでもある

「博物館網走監獄」巡り

でございます!








やっぱり今日も寒い

-3℃










再び立ち寄った「網走駅観光案内所」


5/14のブログ「網走オホーツク旅 8 ~ニポポ~」でも書いたように

ここでニポポ人形含め、お土産爆買い(笑)


結局、この時の網走監獄のお土産屋さんにもニポポ人形は売ってなかったから、買っておいて正解でした♪








網走駅観光案内所の中の棚の上に鎮座されていた

各種ビッグサイズのニポポ人形たち


非売品!(笑)


写真ではサイズ感が分かりにくいですが、
おそらく3~40cmサイズの方々なので
実物はかなりデカいです

しかも、おそらく
現行ではこのサイズのニポポはもう作っていないと思われます



この時は、(さすがにこんな大きいのはいらないな、、笑)と思ったものの
まさか旅から帰って、ヤフオクやメルカリを買い漁ることになるとは、、(笑)












「博物館網走監獄」へは

網走駅から

路線バスである「網走バス」の「市内観光施設めぐり」便にて向かいます

片道は280円


駅からちょっと歩いたところにあるバス停「網走駅②のりば」から13:13の発車








つらら








駅構内にある、モリヤさんのお店にて
かにめし弁当を買ったり(1200円)








しばし駅の中で休憩








北の地ならではのポスター










「網走駅②のりば」バス停

すでに中国人と思われる数名の皆さんが並んでおりました








13:13 時刻通りバス乗車










結構混み合ってます










バスに揺られること7分ほど

13:20「博物館網走監獄」到着♪








なかなか雪深いですな








出迎えてくれるのは「鏡橋」(かがみばし)








かつてあった、網走刑務所にかかっていた橋を再現したもので
この橋で網走川を渡らないといけない


橋の名前には

「流れる清流を鏡として、我が身を見つめ、自ら襟をただし目的の岸にわたるべし」

との思いが込められているという












「博物館網走監獄」


ちなみに先に簡単に説明しておくと、、


こちらの「博物館網走監獄」は「現役の網走刑務所」ではありません
(現役のリアル網走刑務所は、また別の場所、博物館へ来る途中の沿道にあります
 後で行きます 笑)

明治の北海道開拓時代から長い歴史を持つ、
かつての網走刑務所(当時の名称は「網走監獄」)

その遺構をそのまま移築したり再現するなどして、作られたのがこの博物館


当時の網走刑務所の全面改築工事に伴い、
1983年(昭和58年)の開館

開拓時代には、北海道の中央道路の開拓・整備に囚役として駆り出されたりで、
多数の死者を出しながらも、
いかに囚人たち(看守さんたち含め)が北海道の開拓に貢献していたか
いかに網走の発展に関わっていたか

そんなことを学ぶことが出来る、日本では珍しい"刑務所"をテーマにした博物館








おみやげの館!


、、を覗いてニポポチェックしてから

(ニポポ人形はありませんでした、、残念)








監獄名物とも言えるのが、、

監獄入場口の横にあるこちら!

「監獄食堂」でございます♪








"網走刑務所の献立を忠実に再現した"

という「監獄食」


「監獄食A(さんま)」と「監獄食B(ほっけ)」があり

"ここでしか食べれない" 人気のメニューとのこと








私は「A」の方を注文

(1650円で「出獄祝い膳」っていうのもある笑)








当然呼び出しは番号です(笑)








お、うまい!(笑)


健康にも良さそうで、ボリュームもしっかりのさんま定食

ご馳走様でした m(__)m


(実際もこのボリュームなのかな?笑)













気温は2.5℃

お昼でこれなので、今日の最高気温も3~4℃
といったところでしょうか?

結構広い博物館めぐり

外も歩くことになるので寒さ対策はしっかりと


ちなみに入場料は大人ひとり1500円でございます






では早速、監獄の中へ










博物館内は、各所でマネキンが設置されていて

囚人たちに目を光らせております(笑)


"網走刑務所と言えばこれ!" な、

アーチとレンガ造りの意匠が素晴らしい「正門」です





中はホント、色々な施設・棟が展示されていて
重要文化財もあれば、登録有形文化財もあり

14時頃に"入獄"して(笑)
"出獄"したのは15時半くらい

これでも駆け足気味なところもあったから
じ~っくり観たら2時間じゃ足りないくらいのボリューム



事細かに説明していると旅レポが永遠に終わらないので(笑)


成り立ちや歴史など、詳しくは

網走刑務所」や「博物館網走監獄」のWikipediaを見ていただいて(笑)



あんまり写真を載せすぎるのも
これから行こうと思っている人のネタバレになってしまうので

厳選写真による、軽めのダイジェストでお送りさせていただきます m(__)m













登録文化財

レンガ造りによる裏門
この門を通って、受刑者たちは農作業などの使役に向かったとか










デッカいニポポ(笑)












職員官舎

看守さんたちも
同じように厳しい環境を味わっていたようです










農作物を様々加工したり










休泊所(きゅはくじょ)


札幌と網走を結ぶ中央道路の開削において
工事現場の移動に伴い、各所で開設されていった仮の小屋

今で言う"仮設のプレハブ"といった位置づけでしょうか


ただ、別名「動く監獄」と呼ばれていたそうで(笑)

この様式が後の、「タコ部屋」と呼ばれるものに繋がっていったみたい








ほぼ外っすね、、、










食事も立って








マジでつれえ、、








はあ~、、、










看守さんもマジでつれえ、、








はあ~、、、










生きて帰れるのかな、、?

、、状態




(もちろん皆さんマネキンです)














大きな建物の「監獄歴史館」では
巨大スクリーンを通して、当時の過酷な労働状況を味わえるようになってました

当時の様々な品々も展示してあったり








こちらも重要文化財の
旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所

当時の受刑者の日常が展示されています










そして、

博物館網走監獄の目玉!

と言ってもいい、


放射状に延びた構造が特徴的な

「舎房及び中央見張所」
















見張り所からすべて見渡せるように
放射状に延びる通路














海が近い網走では
時に、牢獄の中に霧が立ち込めるぐらい
"ほぼ外" だった厳しい環境

今みたいに、ダウンコートのような優れた防寒具がない上に
看守さんたちは、脱走者が出たらいつでも追いかけられるように
厚い防寒着を着ることは許されていなかったという、、

きっとストーブの前から動けなかったはず、、










、、って


お、おい!








逃げてる奴がいるぞ!!








そうです、"昭和の脱獄王=白鳥由栄" です


過去に何度かテレビドラマにもなっていたりと
知っている方も多いかもしれません

昭和の時代に、何度も各地の刑務所を脱獄した驚異の男

この厳重極まりない網走刑務所も彼の手にかかれば、、という、映画みたいな実話



旅の前に、彼を題材にした、吉村昭先生の小説『破獄』を読んでおいたりしたので
(2/21のブログ「 吉村昭『破獄』読破」)

その凄さは知っておりましたが、

その脱獄シーンを間近に見ることが出来てよかった(笑)



実際もこんな感じで頭で屋根のガラスを破って逃げて行ったらしい、、

どんな身体能力してんだ、、?










めっちゃ厳しい環境だったらしいですからねえ

逃げ出したくなる気持ちも分かる








素敵な浴場

体が休まる、唯一のひと時だったのかな?












いやぁ~、かなり見応えのある博物施設でございました!

北海道の歴史に触れることができてよかった





これより、網走監獄を後にして、

網走駅までの道すがらにある、リアル「網走刑務所」を見に行きましょう


(なかなか歩いて帰るもの好きはいない)
















博物館は、ちょっとした山の中腹にあるので

なだらかに下って、網走川沿いのメイン道路を目指します












網走川に沿って歩く

日も傾いてきた












ここにもオオハクチョウさん










T字路につき当たったところ

網走川の向こうに見えるのが、現役の「網走刑務所」










博物館から歩いてちょうど30分くらい


ここは、リアルな受刑者の方々がいるところなので、
もちろん観光地ではないけれど

刑務所作業製品の展示場もあったりして
徒歩で橋を渡って門のところまで行くことが出来る










網走川を渡る








これが "現在の" 本物の鏡橋
















正門は、現在改修工事中みたい

姿かたちは、先ほどの博物館のものとかなり似ている








ニポポ売ってないかな~?とダメもとで来てみたけれど

刑務所作業製品展示場はもう閉店のお時間でした


(ネット情報を調べた感じだと、開店してたとて、取り扱ってないっぽいけど)








網走刑務所の塀

誰にも越えられない塀だ








敷地隣には、看守の方など、職員の住む官舎棟が立ち並んでいる

かなり大規模なので、
それだけ多くの人が働いている(=多くの人が収容されている)
ということか












橋を渡り戻って来ました



ここからはこちらの「刑務所前」バス停から
「網走バスターミナル」へ向かい、

ホントに最後の最後のスポット
道の駅「みなと観光交流センター 流氷街道網走」

ニポポを探しに行きます(ねばるなあ笑)










ブラックサンダーを食べてひと休み


いやあ~、雪の中、寒い中を、歩いた歩いた

でも博物館もとても良かったけど
実際の網走刑務所をこの目で見るなんて
なかなか貴重な体験だよな

誰しも名前は知っていても
なかなか実物を見るなんてことはないだろうから








バスが来た

16:40 乗車










わずか9分程で
16:49「網走バスターミナル④のりば」終点に到着










そこからちょっと歩いて、、

道の駅「みなと観光交流センター 流氷街道網走」に到着








網走の港だ
















お店の人にも聞いてみたけど
やっぱりニポポは売り切れだった(笑)

時間も時間なので、
お土産を買って再びバスターミナルへ










道の駅からも見える

最後の流氷だ












バスターミナルへ戻り

女満別空港行きのバスを待つ










17:40「網走バスターミナル③のりば」発車

女満別空港へ













18:15「女満別空港③のりば」着










飛行機は、19:55発ということで

だいぶ余裕を持って空港入りしておいたけれど


東京方面の天候崩れ(雪)のせいもあったのかな?

飛行機到着の遅れで、ちょっと延びて20:10の発となった










だいぶくたびれたので

暖かいものと食べやすいものでひと休みして搭乗を待つ










ゴルゴのポスター










搭乗ゲートへ

行きと同じくJAL便です










グッバイ女満別
グッバイ網走







で、、








あっ!という間に(そうでもないけど笑)

羽田空港到着です♪
















家にか~えろっと










東横線
横浜駅の改札にはまだポスターが


俺、さっきまでそこ(オホーツク)にいたんだよね~♪(笑)












あ、やっぱりこっち降ってたんだ

少し積もってるから
多少降ったんだな








家に着いたのは23時半過ぎ

無事帰って来れた~










モリヤのかにめし弁当を食したり










実は各地でちょこちょこスタンプ押してたり(笑)








、、というわけで!




4月から途中途中サボリながら書き綴って参りました

網走オホーツク旅レポ、これにて完結ですっ!



すっかり夏(というかもはや残暑)になり

季節外れなレポートになっていまいましたが、

網走の冷気は届きましたでしょうか?


(今年の網走、というか北海道自体、
 かなり猛暑気候エリアに突入してしまった感があるけれど)



お読みいただいた方、いらっしゃいましたら

旅の雰囲気を少しでも味わってもらえたならこれまた幸いです♪




っていうか、1回の投稿の分量多過ぎでしょ(笑)

普通1日分の投稿で写真多くても10枚くらいじゃない?(笑)
今回今日載せた分だけでも180枚以上あった(苦笑)




それじゃあそんなところで

それではまた!














(今回の旅の切符 / 1枚だけ何もスタンプが押されてないのはご愛敬 笑)








~ おしまい ~








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